アマズッパイハツコイ
初恋の人からの手紙
桃頃、ひさしぶり。
今でも気功でスカートをめくる練習を続けていますか?桃頃が真剣な顔をしてその理論を説明していたことをなつかしく思います。
泣きじゃくる私に桃頃が「おまえは体だけの女だ」と吐き捨てお別れすることになったあの日から、もう18年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。
あ、そうそう、お手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんです。ひさびさに友達に会ったときに桃頃の話題になってなつかしかったので、思いつくままに手紙でも書こうかなって。
思い返してみると、いつも恋愛の主導権を握っているのは桃頃のほうでしたね。何を言っても言いくるめられたし、いつも夜に電話して泣かされていたから、寂しくて5人ぐらいキープをつくっていたような記憶があります。そういえば何を勘違いしたのか「おまえにはおれがいないとダメなんだよな」なんて言っていましたね。それを伝え聞いた学校の女子全員が爆笑していたのを覚えています。
私はともかく桃頃にとっては初恋の相手が私だったんですよね。そうそう、最初のころの桃頃は、手をつないだときに手汗をびっしょりかいていましたね。家に帰ってからすぐ洗ったけど、桃頃が幸せそうだったからそれでいいんです(笑)。
付き合いはじめたころ、桃頃はいきなり「おれはおまえを最初で最後の女にするつもりはない」って言っていましたね。そういうことを平気で言えてしまうところ、今でもきっと変わらないんだろうなぁと想像すると、少し今の桃頃の人間関係が心配になります。
今だから言えることですが、私は桃頃と付き合ったことを恥だと思っていません。みんなは「さっさと別れなよ」って言っていたけど、私はそこまで高望みしないほうですし、それなりに楽しいときもありました。今でも感謝しています。
いろいろ書きましたが、私は桃頃が大好きでした。これからも桃頃らしさを大切に、そして当時のように猪木のモノマネをみんなに披露しながら(笑)、幸せをふりまいてください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. ゲーセン以外のデートコースを開拓しましたか?
いやぁ、その節は大変ご迷惑をオカケイタシマスタ。
一応、謝っておけばオッケー!!OK!!だよね???
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