徒歩で帰宅を決めた桃頃とI部長。
長い徒歩の旅が始まりました。
会社の最寄り駅付近を出て、1つ目の駅でI部長が、
「ヤヴェ、ウ〇コしたい・・・・」
と言うので駅のトイレを借りている間に駅員に情報収集しました。
”今日の復旧はないです”とのこと。
電話もメールも通じないので某嫁のことも気になりますけども
とりあえず届いているかわからないメールを送信。
幹線道路は人が多く、歩きづらいので裏道に逃げることにしました。
その方が距離的にも近くなるので。
それでも反対側から来る人も多く、車は大渋滞。
さらに次の駅に到着したのですが、駅には電車が止まったままで
タクシーやバス乗り場もめちゃくちゃな人の数でした。
なぜか1店だけパチ屋が営業していましたが・・・・・・
危機管理はどうなっているのでしょうかと疑問に感じながらも、
近くのコンビニで休憩。
約1時間歩いたところですが、まだ1/4程度でしょうか。
コンビニには人が多く、おにぎりやパンなどは品切れ。
桃頃が缶コーヒーを買って、二人でタバコを吸いながら家族に電話するのですが、
I部長は連絡が取れてましたが、桃頃はまだ連絡取れず。
外は風も強く手が悴んでしまいながらも、何度も電話をかけましたが繋がらない。
やっとメールが来ました。
”同僚の車に乗せてってもらいます”
こんな道路状況でいつ着くのかわからないなと思いつつも、
ポケットに手を突っ込んで寒さをしのぎながら歩きます。
ふと渋滞中のタクシーやRX-8何かを横目に見ながら、ふと気がつきました。
このエイト、コンビニで休憩する前に見たな・・・・・
完全に徒歩の方が早かったのです。
その後、1本道なのですがエイトに抜かれることはありませんでした。
半分くらいきたところでしょうか。
某嫁よりメールが届きました。
家の周りが停電してるので、同僚の家で待機していますと。
停電って地震が起こった15時過ぎからか?
冷蔵庫は大丈夫か?
熱帯魚の水槽は落ちてないか?
寝室のテレビは落ちてないか?
わからないことだらけで、すでに2時間ほど歩いているのでした。
つづく