アイルランドからポルトガル・スペインへ

ファンダの話です。
今の為替の話題と言えば、ドル安からユーロ圏ネタへ完全にシフトし、
これから起こり得るであろう最悪のシナリオの話ですので、
ヨタっていえばヨタ話になっちゃうんでしょう。
でも、確率的には結構高いんじゃないかって思ってる桃頃です。

為替等に興味のない方は、意味がわからないし、単語の意味も知らネーよって
思うかもしれませんけど、少し興味がある方は心構えとして知っておいても
損はないと思います。
また、いろいろなレポートで言われているので、少し詳しい方は
知ってるよっっって感じだとは思いますけどね。

でもってココカラが本題。
昨日だか一昨日だったか、アイルランドの4ヵ年計画が発表されましたが、
楽観過ぎるとか達成できないとか言われております。
内容は公務員の減給、削減、年金の減額、付加価値税の段階的うpとかなどで、
赤字を対GDP比で3%以下にするってものだったと思います。
世界的に見て安いと言われている法人税は変更なし。
12.5%くらいでしたっけ??まあ、外貨獲得を優先したいってのはわかりますけど、
安すぎるなー。日本なんか40%ですからねぇ。

過去にはギリシャがEUとIMFに支援要求して、今回はアイルランド。
次は?ってのが今一番の話題なんですが、次はポルトガルってのが最有力ッスかね。
次点ではスペイン、情熱の国でふ。

この2各国の10年債利回りがグングン上昇しています。
ポルトガルが6.8%くらい、スペインが5.0%くらい(11/25)。
国債が売れないとお金が回らなくなっちゃいますので、財政が悪化し破綻ってことになりかねない。
日本とは真逆ッスねぇ。
でもって、ここで注目されるのがCDS。
クレジット・デフォルト・スワップと言われる債券の保険みたいなものです。
もちろん、債券利回りが上がってくれば買い手が少なくなっていることを意味し、
それだけ紙くず化する可能性も高くなり、さらに保険料が上がる。
この両国のCDSが600bpに近づいているんです。

600bpってのはギリシャやアイルランドが支援要請を行ったレベルであるわけッス。

正直、ギリシャやアイルランドって小国なんで、もし破綻しても・・・・・・って思うんですが、
こんだけ騒がれてしまってます。
ポルトガルはまだ小国の内に入りそうですけど、スペインはヤヴァい。
ユーロ圏で4番目にデカイ国ですし、GDPで世界第8位だったかな????
そんな国がもし・・・・・・怖ぇぇぇぇ~~~!!!
ドイツやフランスは間違いなくEUを離脱するでしょうねぇ。
額がハンパないですよ。

まあ、そうならないように中央銀行も頑張ってるんでしょうけども、
寄せ集めで、事情もそれぞれ違ってしまっている国々を1つの政策でまとめるってのが
ムリがあるんじゃ?
それはユーロ発足時から言われ続けてきたことであり、
今まで目を背けてきたことでもありますわけで、
今更ッスか?って感じはしますけどね。

じゃ、そのユーロの受け皿はなんでしょうかね。
やっぱコモディティとドルでしょうかねぇ~。

もしかするともしかして、1ユーロ=50円って時代もないとは言えないッスかね。
それはないかなw


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